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イグニッションコイルとは?
イグニッションコイルは、12V のバッテリ電圧を点火プラグで火花放電させるための高電圧に変換する装置です。
イグニッションコイルは、巻き数が異なる一次コイルと二次コイルから構成されています。
イグニッションコイルは、車載のバッテリを電源とし、一次コイル側に電流を流すと鉄心が磁化して磁気エネルギが蓄えられ、その周囲に磁界が発生します。
イグナイタのスイッチングによって一次コイル電流の遮断を行なうと磁界が変化します。この磁界の変化により、自己誘導作用が起こり一次コイルに200~400Vの電圧が発生します。
また、一次コイルの電圧の発生により相互誘導作用が働き二次コイルに25~30kVの高電圧が誘起されます。
従来はイグニッションコイルで発生させた電圧をディストリビューターによって各気筒の点火プラグに配電していましたが、最近ではディストリビューターを持たず、各気筒の点火プラグ上に配置され
た専用のコイルにて行なうダイレクトイグニッション方式が主流になっています。
また、ダイレクトイグニッション方式の主な形状として、シリンダーヘッドカバー上にコイル部が配置されるプラグトップコイルとプラグホール内に挿入されるプラグホールコイルがあります。
Astemoは、世界で最初にプラグトップタイプのイグニッションコイルの量産を開始しました。プラグトップコイルは、車両の変化への対応の容易さやバッテリの耐久性により、現在最も主流になっています。
故障時の主な症状
故障時の症状
- 加速時に回転が上がらなかったり、息継ぎしたりする
- アイドリングが不安定になったり、止まったりする
- バッテリやスタータモータが正常なのにエンジンがかかりにくい
イグニッションコイルの寿命は、エンジンルーム内の環境と他の二次系部品の状態や整備での扱 われ方で大きく差が生じます。断線またはショートしていなくても、不具合症状が断続的に生じ る、症状が改善しないなどの場合は、イグニッションコイルの交換をお勧めします。
イグニッションコイル交換時のお願い
大切な車を長くご使用いただくために
- 全気筒交換をお勧めします
不調が発生している気筒以外のイグニッションコイルも劣化している可能性があります。 - 点火プラグの同時交換をお勧めします
点火プラグの電極消耗が大きいとスパーク高電圧により、イグニッションコイルの作動負荷 が高まり寿命が短くなります。